あと数日もすると4月です。学校にある桜の木も数輪の花を咲かせていました。

今年は暖冬だったとはいえ、寒いのには変わりありませんでした。長かった冬ももうすぐ終わり、少しずつ気温も高くなりつつあります。


僕は特に冬に、寝るときは靴下を履きます。そうしないと、足が寒くて夜中目が覚めてしまうからです。靴下があるだけで、体を暖かく保ち、朝までしっかり寝られます。

これはここ数日の出来事なのですが、いつものように靴下を履いてベッドに入ったのです。でも、朝起きると、靴下を履いていないのです。どうせ、無意識に足を使って脱いでしまったんだろう。ベッドの奥のほうにバラバラで靴下が埋まっているだろう。

と、思いきや、靴下が綺麗に揃えてベッドの脇の床に置いてあるのです。でも僕はそんなことした覚えは全くありません。

しかも今まで寝ていて靴下を脱いでいたことが数回あったのですが、全て朝起きてみるとちゃんと揃えて置いてあるのです。


しかし、自分には記憶がないのです。ちゃんと揃えて置くくらいなら覚えていてもいいはずなのに・・・。



まるで、誰かが夜中に僕の靴下を脱がせて、ベッド脇に揃えて置いてくれたみたいなのです!